キャットフードは1日何回与えればいいのか

年齢ごとに考える1日の食事回数

猫は、主に子猫、成猫、老猫の3つのライフステージに分けられます。それぞれ必要とする栄養の比率などが異なるので、1日に与える食事の量や回数が違います。

子猫

離乳したばかりの子猫は、まだ胃が小さく一度にたくさん食べることができません。しかし、これからどんどん成長していくためには多くのエネルギーが必要です。1日に4~5回程度を目安に、カロリーや栄養素が多く含まれる子猫用のウェットフードを少しずつこまめに食べさせましょう。歯が生えそろってきたら、ドライフードにも挑戦させていきます。

1歳になるころまでには1日3回程度になるよう食事回数を減らしていってください。

成猫

1歳を超えると、大人の猫の仲間入りを果たします。胃も成長し、一度に食べられる量が増えるので、1日2回程度に減らします。
成長が終わるこの時期から消費するカロリーが変わるので、今まで通りフードを与えていると太りやすくなってしまいます。食事回数を減らすとともに、子猫用のキャットフードから成猫用のキャットフードへ切り替えましょう。

老猫

7~8歳ころになると、食欲が減っていく猫がでてきます。
今まで通り与えようとすると、全部食べてくれないこともあるので、量を減らして回数を増やします。3~4回程度に分けてあげましょう。
まだまだ食欲のある老猫も多くいますが、内臓の衰えの影響で栄養の吸収率が落ちていると、しっかり食べているはずなのに痩せてくる可能性があります。
老猫には、少量でも栄養がしっかりとれるドライフードに、消化しやすく嗜好性の高いウェットフードを混ぜて与えることをおすすめします。2種類混ぜることでドライとウェット両方のメリットを取り入れることができ、食欲がある猫もない猫もカバーできます。

食事を与える時間帯は、人間と同じ時間に合わせると、管理がしやすくなるのおすすめです。
しっかり時間を決めて、次の食事まで空けることは、食べたものを消化するために必要です。また、食事後は猫の尿のpH値が変動します。常にだらだら食べ続けられる環境は、尿路結石などの大きな病気を招く恐れがあるので、ねだられるとつい与えてしまう人は注意しましょう。

終わりに

食事は、猫が健康でいるためにとても重要なことです。
長生きしてもらうためにも、しっかり考えてあげてください。
毎日与えるものなので、安心で栄養価が高いものをテーマに納得がいくキャットフード選びをしましょう。

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